Corollaryは必然に。

このブログは「コロちゃんぬ」の提供でお送りします

x=0の周りのTaylor展開がまっったく収束しない関数

この記事は日曜数学 Advent Calendar 2022の3日目の記事です。2日目は108Hassiumさんのセル・オートマトンと謎の数列でした。様々なルールと初期状態でセルオートマトンを観察し、そのときに現れる謎の数列の規則に迫る記事となっていて面白かったです!
#今日の推し関数の時間がやってきました。今日の推し関数はこちら:
\[
f(x)=\sum_{n=0}^{\infty}2^{-n}\cos(n^{2}x)
\]
見ての通り、この関数は
\[
1+\frac{1}{2}\cos x + \frac{1}{4}\cos 4x + \frac{1}{8}\cos 9x + \cdots
\]のようにコサインたちの和でできている関数となっております。

$\cos(n^{2}x)$がグラフの風紀を乱す悪い子となっていますが、$2^{-n}$が抑制してくれているおかげでちゃんと収束しているように見えますね!

とはいえ、関数の無限和(関数項級数)なので、「本当に収束するのか?」という一抹の不安はあります。

でも安心してください。$\sum\limits_{n=0}^{\infty}|a_n|$が収束(絶対収束)すれば、元の級数$\sum\limits_{n=0}^{\infty}a_n$も収束するという事実を用いると、任意の$x\in\mathbb{R}$に対して
\[
\sum_{n=0}^{\infty}|2^{-n}\cos(n^2x)|\le\sum_{n=0}^{\infty}2^{-n}=2
\]となるので、$f(x)$は収束します。



そんな今日の推し関数ですが、次のような著しい性質をもっています:

今日の推し関数
\[
f(x)=\sum_{n=0}^{\infty}2^{-n}\cos(n^{2}x)
\]は何回でも微分可能($C^{\infty}$級)で,Maclaurin展開($x=0$の周りのTaylor展開)はすべての$x\neq0$で発散する

注意 グラフ計算アプリで無限和を計算させるわけにはいかないため、$f$のグラフは$n=50$で打ち止めにしたものを表示しています。誤差はおよそ
\begin{align*}
\left|\sum_{n=51}^{\infty}2^{-n}\cos(n^{2}x)\right|
&\le\sum_{n=51}^{\infty}2^{-n}\\
&=\frac{1}{2^{50}}\\
&\approx8.88\times10^{-16}
\end{align*}となっております(最後の近似値はWolfram Alphaの計算結果を参照しました)。


この見た目で$C^{\infty}$なのか?すごくいい……!

なにげに周期$2\pi$の周期関数なんだね……!さすがコサインの血を継ぐ子だ……!

あと、$x=3$周辺が猫ちゃんみたいなグラフをしている所がかわぃい…

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そして君のマクローリン展開収束したくないという強い意思を感じる……!

こんな性質を見せられたら、、、

証明したくなっちゃうじゃないか……!

Taylor展開の概説

Taylor展開の例

まず最初に、Taylor展開について簡単に説明します。$x=0$の周りのTaylor展開とは、何回でも微分可能な関数$f$に対して

\[
\sum_{n=0}^{\infty}\frac{f^{(n)}(0)}{n!}x^n=f(0)+\frac{f'(0)}{1!}x+\frac{f''(0)}{2!}x^2+\frac{f'''(0)}{3!}x^3+\cdots
\]

というべき乗の和で表した式のことです。
一般には$x=a$の周りのTaylor展開

\[
f(a)+\frac{f'(a)}{1!}(x-a)+\frac{f''(a)}{2!}(x-a)^2+\frac{f'''(a)}{3!}(x-a)^3+\cdots
\]

を考えますが、ここでは話を簡単にするため$a=0$のときのみ扱います。

多項式関数はもちろん、三角関数、指数関数など、普段お目にかかる関数のTaylor展開は、元の関数に収束していくことが多いです。

\begin{alignat*}{3}
\sin x &= \sum_{n=0}^{\infty}\frac{(-1)^{n}}{(2n+1)!}x^{2n+1}&=&x-\frac{1}{3!}x^3+\frac{1}{5!}x^5-\frac{1}{7!}x^7+\cdots\\
\cos x &= \sum_{n=0}^{\infty}\frac{(-1)^{n}}{(2n)!}x^{2n}&=&1-\frac{1}{2!}x^2+\frac{1}{4!}x^4-\frac{1}{6!}x^6+\cdots\\
e^x&= \sum_{n=0}^{\infty}\frac{1}{n!}x^{n}&=&1+x+\frac{1}{2!}x^2+\frac{1}{3!}x^3+\cdots\\
\frac{1}{1-x} &=\sum_{n=0}^{\infty}x^n &=& 1+x+x^2+x^3+\cdots\quad(|x|<1)
\end{alignat*}

ただし、$\frac{1}{1-x}$などのように、Taylor展開が収束する範囲と発散する範囲に分かれる場合もあります。

Taylor展開が元の関数に一致しない例

注意したいのは、Taylor展開が収束した場合でも、そのTaylor展開は元の関数に一致するとは限らないということです。よく見かける例としては
\[
f(x)=
\begin{cases}
e^{-1/x} & (x>0)\\
0 & (x\le0)
\end{cases}
\]があります。

f:id:ccorollary2525:20221124032726p:plain
結果だけ述べますが、この関数の$x=0$の周りのTaylor展開は、常に$0$の値をとる定数関数になってしまいます。「$x=0$の周り」と言っているのに、右半分を全く近似しないのは困ったものですね(好き)。



なお、今日の推し関数もTaylor展開が元の関数に一致しない例になっていますが、元の関数に一致するorしない以前に、$x=0$でのTaylor展開が$x\neq0$で収束しない(収束半径が$0$)というオマケが付いてきています。



Taylor展開について軽く抑えたところで、今日の推し関数の微分可能性やTaylor展開について堪能していきましょう。


今日の推し関数の微分可能性

それでは今日の推し関数の微分可能性について考えていきます。

グラフがとげとげしくて微分できなさそうですが、結論から言うと、微分はシグマの中の関数を微分項別微分)するだけでOKです。
\begin{align*}
f'(x)&=\sum_{n=0}^{\infty}-n^2 2^{-n}\sin(n^{2}x),\\
f''(x)&=\sum_{n=0}^{\infty}-n^4 2^{-n}\cos(n^{2}x),\\
f'''(x)&=\sum_{n=0}^{\infty}n^6 2^{-n}\sin(n^{2}x),\\
\vdots &
\end{align*}厳密なことはひとまずスキップしたい方は、この後の微分可能性に関する証明は読み飛ばしても構いません。ただし、時に「微分可能な関数の無限和は項別微分してヨシ!」の考えは失敗を招くということだけは覚えておいてください。

例えば、至る所微分できない連続関数で有名なWeierstrass関数*1
\[w(x)=\sum\limits_{n=0}^{\infty}a^n\cos(b^{n}\pi x)\quad(ab>1+\frac{3\pi}{2})\]という形をしています(今日の推し関数に少し似ている!)。コサインは微分できるからヨシ!と思って、
\[w'(x)=-\sum\limits_{n=0}^{\infty}(ab)^n\pi\sin(b^{n}\pi x)\]な~んて計算をすると、嘘つきになりますのでご注意ください。



それでは今日の推し関数の微分可能性を証明します。「こういうときはこの定理が有用です」といった証明のアイデアと方針も含めて書いてみたので、よかったらご覧ください。



まず、関数項級数微分可能性については次の定理があります。

定理(項別微分可能性
区間$[a, b]$で定義された$C^1$級の関数列$(f_n)_{n\in\mathbb{N}}$に対して,関数項級数$\sum\limits_{n=0}^{\infty} f_n$が各点収束し,$\sum\limits_{n=0}^{\infty} f'_n$が一様収束すれば,$\sum\limits_{n=0}^{\infty} f_n$も$C^1$級で
\[
\left(\sum_{n=0}^{\infty} f_n\right)'=\sum_{n=0}^{\infty} f'_n
\]が成り立つ.
それでは、この定理を使うことを目標にしていきましょう。推し関数の各点収束は序盤で示したので、導関数からなる関数項級数について考えていきます。

$f_n(x)=2^{-n}\cos (n^2x)$とおいたとき、$\sum\limits_{n=0}^{\infty} f'_n(x)=\sum\limits_{n=0}^{\infty} -n^2 2^{-n}\sin (n^2x)$が任意の閉区間上で一様収束することを示せば目標達成です。そして、関数項級数の一様収束はWeierstrassのM判定法(優級数定理)が多くの場合で有用です。

定理(WeierstrassのM判定法 / 優級数定理)
$g_n:I\to\mathbb{R}\;(n=0,1,2,\ldots)$に対して,以下をみたす定数$M_n\ge0$があったとする:

  • $|g_n(x)|\le M_n\quad(\forall x\in I),$
  • $\sum\limits_{n=0}^{\infty}M_n$は収束する.

このとき,$\sum\limits_{n=0}^{\infty}g_n$は$I$上で一様収束する.

要するに、変数$x$に依存しない$0$以上の定数で、しかも総和が収束するようなものを見つければよいわけです。では、$f'_n(x)= -n^2 2^{-n}\sin (n^2x)$について考えると、
\[
|f'_n(x)|\le n^2 2^{-n}
\]という評価ができます(右辺には$x$が現れていないことに注目)。

ここでもし、$\sum\limits_{n=0}^{\infty}n^2 2^{-n}$が収束すればM判定法の条件をみたします!

私の感覚的には収束しそうです。というのも、$n$が十分大きいと$n^2$よりも$2^{-n}$の影響が強くなるため、数列$(n^2 2^{-n})_n$は“ほぼ公比$\frac{1}{2}$の等比数列と思えるからです。

このように、“ほぼ等比級数”に対してはratio test(D'Alembertの判定法)による判定が有効です*2

定理(ratio test / D'Alembertの判定法)
数列$(a_n)_{n\in\mathbb{N}}$に対して$r:=\lim\limits_{n\to\infty}\left|\frac{a_{n+1}}{a_n}\right|$が存在するとき,$0\le r<1$ならば$\sum\limits_{n=0}^{\infty}a_n$は収束し,$r>1$ならば発散する($r=1$のときは判定ができない).
それでは、$a_n=n^2 2^{-n}$とおいてratio testをしてみると
\begin{align*}
\frac{a_{n+1}}{a_n}
&=\frac{(n+1)^2 2^{-n-1}}{n^2 2^{-n}}\\
&=\left(1+\frac{1}{n}\right)^2 \frac{1}{2}\\
&\longrightarrow \frac{1}{2}<1\quad(n\to \infty)
\end{align*}となるため、$\sum\limits_{n=0}^{\infty}n^2 2^{-n}$は収束することが保証されました*3

以上より、$\sum\limits_{n=0}^{\infty} f'_n(x)=\sum\limits_{n=0}^{\infty} -n^2 2^{-n}\sin (n^2x)$は任意の閉区間上(もっと広く言うと$\mathbb{R}$上)で一様収束します。

ということで、$f(x)=\sum\limits_{n=0}^{\infty} f_n(x)$は項別微分可能で、
\[
f'(x)=\sum_{n=0}^{\infty} -n^2 2^{-n}\sin (n^2x)
\]となることが分かりました。ふー、意外と長かった。

$f'$がさらに微分可能であるかについては、$f'$を形式的に項別微分した$\sum\limits_{n=0}^{\infty} -n^4 2^{-n}\cos (n^2x)$がまた一様収束するかどうかを考えればよいですが、全く同様に証明が可能です。微分する回数を$k$回に増やしても、最終的に$\sum\limits_{n=0}^{\infty}n^{2k} 2^{-n}$が収束するかどうかに行きつきますが、ratio testによって収束することが分かると思います。以上より、今日の推し関数は何回でも微分可能です。

余談 $f$が$C^{\infty}$級であるとは、「任意の自然数$k$について$f$は$C^k$級である」という意味であり、$k$階導関数の列$(f^{(k)})_k$を$k\to\infty$として得られる関数について論じるものではありません。このような勘違いをなるべく起こさないように、$C^{\infty}$級という用語はなるべく避けて「何回でも微分可能」という表現で書いていました。

今日の推し関数のTaylor展開

それでは、今日の推し関数の$x=0$の周りのTaylor展開を考えてみましょう。
\begin{align*}
f'(x)&=\sum_{n=0}^{\infty}-n^2 2^{-n}\sin(n^{2}x),\\
f''(x)&=\sum_{n=0}^{\infty}-n^4 2^{-n}\cos(n^{2}x),\\
f'''(x)&=\sum_{n=0}^{\infty}n^6 2^{-n}\sin(n^{2}x),\\
f''''(x)&=\sum_{n=0}^{\infty}n^8 2^{-n}\cos(n^{2}x),\\
\vdots &
\end{align*}となるので、$ m $が奇数のときは$f^{(m)}(0)=0$,$m=2k$(偶数)のときは$f^{(2k)}(0)=\sum\limits_{n=0}^{\infty}(-1)^{k}n^{4k} 2^{-n}$が分かります。よって、\[
\sum_{k=0}^{\infty}\frac{(-1)^k}{(2k)!}\left(\sum_{n=0}^{\infty}n^{4k} 2^{-n}\right)x^{2k}
\]という$x=0$の周りの(形式的な)Taylor展開が得られました。

このTaylor展開の最初のシグマを$k=0$と$k\ge1$に分けて、$x=0$を代入すれば
\[
\sum_{n=0}^{\infty}2^{-n}=2
\]が出てくるので確かに収束しますし、$f(x)=\sum\limits_{n=0}^{\infty}2^{-n}\cos(n^2x)$に$x=0$を代入したときの値に一致しています。やったね!

では、$x\neq0$の場合ではどうでしょうか?ちゃんと今日の推し関数$f(x)$に一致してくれれば嬉しいのですが、残念ながら発散します(それはそれで嬉しい)。その辺を詳しく見ていきましょう。

Taylor展開の$2k$次の項の係数を
\[
a_{2k}=\frac{(-1)^k}{(2k)!}\left(\sum_{n=0}^{\infty}n^{4k} 2^{-n}\right)
\]とおくと、
\begin{align*}
\left|a_{2k}x^{2k}\right|
& =\frac{1}{(2k)!}\left(\sum_{n=0}^{\infty}n^{4k} 2^{-n}\right)x^{2k}\\
& >\frac{1}{2k^{2k}}N^{4k} 2^{-N}x^{2k}\\
& =\left(\frac{N^2x}{2k}\right)^{2k}2^{-N}
\end{align*}となります($N=1, 2, 3, \ldots$)。

補足 先ほどの不等式では

  • $n! < n^n$
  • $c_n > 0$のとき$\sum\limits_{n=0}^{\infty}c_n > c_N$(1個だけ選ぶ)

を用いました。

したがって、$x\neq0$のときは$k > \frac{1}{|x|}$をみたす自然数$k$を考えて$N=2k$とすれば
\begin{align*}
\left|a_{2k}x^{2k}\right|
& >\left(\frac{N^2x}{2k}\right)^{2k}2^{-N} \\
& =(2kx)^{2k}2^{-2k}\\
& > 1
\end{align*}となります。これは、数列$(a_{2k}x^{2k})_k$が$k\to\infty$のとき$0$に収束しないことを意味するので、今日の推し関数のTaylor展開$\sum\limits_{k=0}^{\infty}a_{2k}x^{2k}$は$x\neq0$では発散することが分かります($\sum\limits_{n=0}^{\infty}c_n$が収束するならば$c_n\to0\;(n\to\infty)$の対偶)



いやー、こんなに収束したい気持ちを振り切ったTaylor展開は見たことなかったです。

ブラボー!ブラボー!ブラボー!!!!


まとめ

本日は、$x=0$の周りのTaylor展開がまっったく収束しない関数を紹介しました。無限和ではあるものの、実質コサインだけでこんなに変わった性質をもった関数ができるのは面白いですね。

#今日の推し関数Twitterで毎週金曜か土曜に少なくとも一回投稿する予定です。

気が向いたら過去の推し関数をブログにしようと思いますのでよろしくお願いします!

thank Q for rEaDing.φ(・▽・ )

日曜数学 Advent Calendar 2022、次回はMasami CHIBAさんのケーキの号数と直径についてです。これは知らなかった!




おまけ:他の点の周りのTaylor展開は?

おまけというか、個人的に分かっていないところを包み隠さずまとめておきます。

本日は今日の推し関数の$x=0$の周りのTaylor展開について話しました。ここまで来たら$x=a$での周りのTaylor展開についても気になるところですが、実際に書き下すと

\[
\sum_{k=0}^{\infty}\frac{(-1)^{\lfloor(k+1)/2\rfloor}}{k!}\sum_{n=0}^{\infty}n^{2k}2^{-n}\cos\left(n^2a+\tfrac{(-1)^{k}-1}{4}\pi\right)(x-a)^k
\]

のようになります(ここで、$\lfloor x\rfloor$は床関数で、$x$以下の最大の整数を表します)。

補足 $(-1)^{ \lfloor (k+1)/2 \rfloor }$の部分は、$k=0,1,2,3,4,5,6$のとき、$1, -1, -1, 1, 1, -1, -1$と変化しますが、これはコサインを微分したときの符号の切り替わり微分していない初期状態も含む)を表しています。
また、コサインの中身にある$\frac{(-1)^{k}-1}{4}\pi$は、微分したときのサインコサインの切り替えるためのものになっています。

例えば$x=0.5$の周りのTaylor展開($k=21$次で打ち止め)はこのようになります。

今日の推し関数の無限和の部分を有限($n=50$まで)で止めている図になっていることもあり、ちょっと収束しているように見えています。

この図が、$x=0.5$の周りのTaylor展開がわずかに狭い範囲で収束することを示唆しているのか、はたまた$x\neq0.5$でまっったく収束しないのかは分かっていません。

最終的には、$x=a$の周りのTaylor展開の収束半径を知りたいんですけど、私の計算力が足りませんでした。$x=0$の場合と同じ方針で
\[
\frac{1}{k!}\left\lvert\sum_{n=0}^{\infty}n^{2k}2^{-n}\cos\left(n^2a+\tfrac{(-1)^{k}-1}{4}\pi\right)\right\rvert\lvert x-a\rvert^k
\]を、$k$に依存しない正の定数で下から評価できればいいのですが…(本当にできるのか?)。

何か分かったら追記します。


参考文献など

  • Bernard R. Gelbaum, John M. H. Olmsted, Counterexamples in Analysis, Dover Publications

また、関数の足し合わせのgifの演出は、もっちょさんの以下のツイートを真似たものになっています:

*1:日本語だとワイエルシュトラスと表記することが多い気がします。ドイツ語読みだとヴァイヤーシュトラースが近いと思います。

*2:D'Alembertはダランベールと読みます。

*3:頑張れば$\sum\limits_{n=0}^{\infty}n^2 2^{-n}=6$と計算することも可能ですが、級数が収束するかどうかだけが分かればいいので、ここまでする必要はないと思います。